内断熱工法は、構造体の内側に断熱部があるので断熱工事が天候に左右されにくく仕上工事が順調に施工できること、外断熱工法に比べ工法が技術的に易しくコストが安いという特長があるため、これまでRC造は内断熱工法が一般的でした。
しかし、RC造の内断熱工法の場合、構造体が外気の温度変化の影響を直接受けるため、構造体が膨張・伸縮を繰り返しているうち、コンクリートにひび割れが発生しやすく、そこから雨水が侵入し構造体が劣化していきます。せっかくRC造の賃貸アパート・マンションを建築するのなら、短期間での大規模修繕は避けたいものです。